予行イメージ法(メンタルリハーサル)

スポーツ選手の中には、初めての試合会場や、大勢の観客の前など、普段とは異なる試合環境に入るだけで過緊張に陥ってしまい、本来の力を発揮できなくなってしまうことがあります。

s-CX153_L人は不慣れな環境に置かれるだけで、ストレスを感じ、緊張します。これは動物にも見られる本能的な反応です。しかし、徐々に環境に慣れていき、ストレスを感じなくなっていきます。これを心理学の専門用語で「順化(馴化)」といいます。簡単にいえば、「慣れ」ですね。

プロ野球選手たちが、数万人の大観衆の前でも、それほど緊張することなく、自分の力を発揮できるのは、高校・大学・社会人など、それなりの大舞台を経験してきているからです。

それでも、WBCの試合などでは、あのダルビッシュ投手ですら、自分の力を発揮するのに、しばらく時間がかかってしまいました。

予行イメージ法は、順化のメカニズムを利用したものです。

事前に試合会場や試合の流れなどをイメージで予行しておくことで、不慣れな環境に慣れたり、突然のアクシデントなどにも動揺しないようにしてしまおうというものです。

また、競技によっては、試合の展開を事前に予行することで、試合に向けて、しかるべき準備ができることもできます。

この予行イメージ法(メンタルリハーサル)は、考えることで補ってもよいので、最初は色々と想定場面を考えてから、できる範囲で、主観的、客観的にイメージしていってください。